傘を持って行こう

傘のイメージといえば、雨。

しかし、写真に関しては、それだけではない。その利用方法は実に多彩である。上図を見ていただければ分かる通り、レンズフードや背景紙、風防にもなる。これほど便利な撮影用品はない。

まず、レンズフードの補助利用である。レンズ内に入る不要な光をカットすることがレンズフードの目的であるが、実際の撮影では役に立たない場合がある。それは、レンズフードが画角のギリギリまでしか光をカットできないことにある。実際の写真を見ていただければ分かる通り、レンズから離した位置で光をカットことによって、レンズフードで対応しきれない不要な光をカットできる。ただし、画面の中に傘が写り込んでしまうこともあるので十分注意が必要。

そして、ストロボを使用する際の背景処理に使用できる。この時、ストロボが傘に当たらないように、被写体から少し離した位置に置くか、ストロボの角度を調整することで、背景を黒く表現できる。ストロボの光量は、日中の露出よりも強くすることで、背景との露出差ができて完全な黒バックになる。逆に、光が強すぎでコントラストが強くなってしまう状況では、日陰をつくってコントラストを弱めることにも使用できる。

最後に、ブレ防止のための風防活用。実際に活用すると驚くほど効果が高い。特に、長時間露光の場合は、さほど風が強くなても傘の使用をお勧めする。

このようにメリットいっぱいの傘であるから、ぜひ携行していただきたい。