機械操作と機会(チャンス)

多重露光を使用した作例
多重露光を使用した作例

 

カメラを使いこなす。

写真を撮影する際に最も大切なことです。

こなすという字は「熟す」という字を書きますが、まさに熟していなければならないのです。

それではここで質問です。

 

1.露出補正のボタンや操作の位置を知っていますか?

2.多重露光の設定はできますか?

3.ホワイトバランスの設定はすぐに出来ますか?(デジカメ)

4.露出とピントのマニュアルは違う操作であることを知っていますか?

5.AEロックのかけ方を知っていますか?

6.フォーカスロックの仕方を知っていますか?

7.測光モードで露出が変わることを知っていますか?

8.マニュアル撮影での(カメラ測定での)適正露出はどのように操作したらよいか知っていますか?

9.バルブ撮影の設定の仕方を知っていますか?

10.ファインダーから目を離さずに、露出補正・AEロック・絞りやシャッターの変更・フォーカスロックができますか?

 

以上のすべてにYESと答えられた方は、基礎レベル合格です。

まだまだ沢山知らなければいけないことや、操作できなければいけないことはありますが、最低このレベルは必要ですね。

この中で最も大切なのは、10のファインダーから目を離さずに操作できるか?という問いです。

写真は、カメラという機械を使って操作すると同時に、瞬間を捉える必要があります。たとえ動いていない被写体であっても、ファインダーを覗いて作品をイメージしているわけですから、そのイメージを定着させる(露光する=シャッターを切る)時間は短時間でなければなりません。少なくとも3秒以内にすべての操作を終了させなければイメージはボヤけてしまいます。

この操作の段階で5分も6分もかかったらどうでしょうか?

頭のなかは操作することで一杯になり、作品以前の状態になってしまいます。

これでは思い通りの作品はできませんよね。

ですから、カメラの使い方に習熟する必要があるのです。

つまり、カメラの操作に頭を使わずに済むレベルまでカメラの使い方に慣れ、目をつぶっていても出来るぐらいになると、写真を撮ることに集中できるようになるのです。

 

人は一つのことに集中していると、他のことが頭に入って来ません。

 たとえば、怒りながら楽しいことを考えることが出来ないですよね。

だから、カメラに慣れる必要があるのです。

 

最後に、カメラを使い熟すというと隅から隅まで知らなければならないと思っている人がいますが、そんな必要はありません。

まず、上記の質問10を出来るようになってください。

あとは、撮影時に手間がかかった操作を慣れるようにすることです。

この操作を慣れるためには家で練習することも必要ですが、撮影現場で出来なければ意味がありません。

操作は机上の空論であってはならないのです。

ドンドン撮影に出かけて、カメラを使い熟せるようになってください。

 

コメントお待ちしております。

それでは良い作品を!

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    槇野雅夫 (木曜日, 23 5月 2013 16:09)

    先生のお言葉。写真を初めて間もないわたくしには 耳が痛いお言葉です。それと同時に周りの人が誰も言ってくれないので叱咤激励 心より感謝します。また、先生の「写真の秘訣」いつも勉強にさせていただいています。特に「月を入れた風景撮影」では、マニュアルモードで初めて「月」の撮影に成功しました。ありがとうございました。これからも「写真の秘訣」楽しみにしています。