色彩の抽出(演出)で表現しよう

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作例作品の被写体
作例作品の被写体

カラー作品にとって色は大切ですが、その色を写真で表現するのは決して簡単ではありません。

たとえば、青い瓶があったとして、その青い瓶を単純にテーブルの上に置いて写真を撮っても、何の変化もなく面白みがありません。

アート作品としての写真は、数あるモチーフの中から一部を抽出してデザインすることや、デザインの中に抽出したモチーフを入れるという二通りの方法があると考えています。

今回の作例は、デザインの中に抽出したモチーフを入れるという例です。

香水の瓶を撮影したものですが、瓶の色はブルーでした。しかし横から見ると透明なボトルのようにみえます。

そこで、この形をカラフルで連続的に表現してリズム感を与えることを思いつきました。このイメージを再現するには多重露光が効果的だと感じ、黒紙で光が漏れるのを防いで、下からライトを当てて5回露光をしています。

赤・黄色・ストレート・緑・青と少しずつ構図を変えてレイアウトして今回の作品になりました。データは100ミリマクロ f8 1/160sec  ストロボ使用。

ここで大切なのは色彩の連続性と形のリズム感です。ただ横並びに撮影しては面白味がありませんし、重ねすぎても連続性が出ません。

しかし、最も大切なのは既成概念とらわれないということです。

香水の瓶を香水の瓶として捉えるのではなく、ひとつのモーチーフ(被写体)として捉え、その中からデザイン的な要素を抽出して表現をする。

今回は色を抽象した作品ではなく、演出した作品ですが、色を使ったアブストラクト(抽象的)な表現も、写真撮影の楽しさだと思っています。

興味のある方は、是非チャレンジしてみてください。

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コメント: 2
  • #1

    ia7k-kndu@asahi-net.or.jp (火曜日, 16 9月 2014 15:10)

    色の道は難しい!。モーチーフ(被写体)の質感を出すには何に一番注意、神経を使えばいいのでしょうか?。液晶モニターの購入で迷い逡巡こと久しく悩んでいます。EIZOのCX241-CNXかCX241-CNか?コメント頂けるとありがたいです。

  • #2

    湯浅千弘 (金曜日, 19 9月 2014 21:18)

    一ヶ月歩前にCNXを購入しました。
    廣瀬先生のweb講座を受講するようになってから、モニターとプリントのずれが我慢できなくなり、ついにポチリました。
    当初は設定ミスがあったみたいで、イエロー系がくすんでいたのですが色々と試行錯誤の結果、100%近く色が合うようになり大変満足しております。 AdobeRGBとsRGBが混在していますので、レタッチ環境をAdobeRGBに統一したのがよかったのかも知れません。
    安くはありませんが買って後悔することはまず無いと思います、
    ストレスがなくなり精神衛生上非常によいのと、何よりも写真への意欲が湧いてきます。
    私も長いこと逡巡した結果ですので、ご参考になればと思い投稿させて頂きました。