対象を絞り込む際のポイント

サンプル1
サンプル1
サンプル2
サンプル2

今回は構図のポイントについて解説をしてみます。

まず、サンプル1を御覧ください。

苔と植物の緑、そして滝の白さのバランスがよく美しい情景ですが、左斜面の土が爽やかな印象を阻害しています。

サンプル2を御覧ください。

こちらの作品では、滝をメインにするのではなく、緑を主題に構成しています。滝の水量が左側に多く、徐々に奥の苔むした岩と植物が見える状況なので、構図バランスを左から右方向に向かって動きを表現していきます。

つまり、明度のグラデーションを画面の切り取り方で作り上げていくのです。

この際に重要になるのは、シャッタースピードです。

滝や渓流などの水の流れを撮影するときには、シャッタースピードを遅くすると白さが目立ってしまうし、速すぎると柔らかさがなくなってしまいます。よって、今回のサンプルにような小さめな滝の水量(通常の渓流)であれば1/4~1/8秒が最も適当です。

シャッタースピードを調整するために、絞りの調整やND・PLフィルターなどを使用して、露出を1/4から1/8の間で撮影してみましょう。

尚、デジタルカメラであればISO感度を調整するのも選択肢のひとつです。

ISO400 200mm f6.3 1/6sec -0.7補正(PLフィルター使用)

 

 

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コメント: 1
  • #1

    夫津木 節子 (木曜日, 25 9月 2014 13:21)

    同じ写真でも、切り取り方で、こんなに
    違うんですね~
    何をメインにするか・・・でも違ってきますが、どう切り取ったら、より美しく、バランスがよいか・・・
    とても参考になりました。
    先日、彼岸花とクロアゲハ蝶を撮りましたが、彼岸花を引き立てるはずの蝶をメインに切取ってしまい何かが違う・・・と
    悩んでました。
    先生の構図の説明を読み、ピンときました。
    メインと引き立て役、それとバランスを
    もう一度見直してみます。
    いつも、感謝して読ませていただいてます。ありがとうございました。